このシリーズで描かれる神さまは、なにかを司っているわけではなく、なにかを願っている存在として描かれる。祈る存在と言ってもいい。
彼女は世界中が愛に満ち溢れることを願っているのだろう。死神・厄病神とともに鉄に愛を説く。スケジュールがタイトらしく、物語への関わりは少ない。愛の神さまの
スケジュールがタイトなのは、いいことだと思う。
西原希蓉美【にしはら・きよみ】 ボーカルとしても活躍。満月動物園には前回公演・死神シリーズ第3弾「ツキノウタ」に続い本公演4回連続の登場。
2012年11月には戒田竜治演出・脚本による一人芝居『わたしの未来』が好評を博した。