■History■ 満月動物園は1999年に大阪市立大学劇団カオス出身の戒田竜治を中心として結成。 「救いよりも希望、堕落よりも絶望」をテーマに掲げ、観る者の一人一人にパーソナルな訴求力を持った作品づくりを目指す。 照明効果としての映像光や、舞台照明以外の光源を用いたライティング、上演空間の特性を引き出したステージングなどの調和を図った独特なビジュアル・イメージを駆使して実現する、幻想的な世界観の中に、真にリアルな人間の感情を描き出す。 活動の広がりを求めて演劇祭などへの参加も積極的に行っており、これまでにラフレシア円形劇場祭、'03-04KAVCチャレンジシアター、シアトリカル應典院space×drama2003・2004(優秀劇団に選出)、in→dependent theatre春のセレクション'06、大阪野外演劇フェスティバルなどに参加してきた。 ■これまでの公演一覧■ ■Meruhen■ 満月動物園の舞台作品の多くは幻像劇の形をとって、日常空間から飛躍します。そのメルヘンな手触りで触れる世界観の中で展開するハードな現実が、より深くひっそりと心の中に残ります。 それは、観劇後、日常生活に戻ったとき、ほんの少し日常をエモーショナルに感じさせてくれます。 満月動物園はその独自のスタイルを『アングラポップなメルヘン活劇』、と呼んでいます。 ■Heroinism■ 満月動物園作品の多くは女性が主人公として登場します。また、幻像劇の形をとりながらも、「生活」を喪わない舞台が、はかなく、強く、美しい彼女たちを、ハードな運命に立ち向かわせます。 『メルヘン』であり『幻像』でありつつも、決して喪うことのない『生活』が、彼女たちを身近な存在として観る者のそばに立たせます。そして、彼女たちのたたずまいが、観る者の原風景へと繋がっていく入り口となるのです。 ■Hybridization■ 満月動物園の舞台作品の多くは積極的に外部から俳優を招いて、満月動物園の世界を押し広げています。さまざまな表現・感性と触れ合い、いくつもの化学反応をおこしより新しい地平へと進み続けています。 満月動物園でしか観ることの出来ない取り合わせのキャスティングを楽しむことができ、さらに満月動物園でしか観ることの出来ない表情をした俳優が舞台に立っています。 |
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